
撮影:渡辺裕一 (c)
Galleria AMICA
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直訳すると、増幅男といった感じですが、たいした意味はありません。一連の作品の中で最も古いものです。四谷シモンの自動人形以外に自分のオリジナルの作品を作ろうとして、でっちあげたものですが、今考えると、その後作る作品の、卵のような存在に思えてきます。実際アルミのホヤ(卵)が開いて、中の明かりがつき、蛇腹の心臓が動きはじめる、といったところは、まさに、そういったイメージを、今感じます。不思議なものです。
動きはおもちゃのコンピュ−ターを使っていて、動かそうとするたびにプログラムを打ちこまないといけないので、とってもめんどうくさいです。個展の時は、朝プログラムをいれて、一日動かしていましたが、その後おもちゃのコンピュ−ターが壊れて、二台目を使いましたが、こいつもいかれ、もう、あきらめました。というわけで、そのうち、ただのライトで復活でもさせようかな、とは思ってます。
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