Gisele Prassinos
Mario Prassinos


1920年にイスタンブールで生まれたジゼール・プラシノスは、
14才の時にアンドレ・ブルトン、アンリ・パリゾらによって発見された詩人だ。
兄のマリオもシュルレアリスムの周辺にいた画家だった。

2002年の夏が終わり、秋が始まったある日、私は謎の美少女UNIに導かれ、
この最後のシュルレアリストにお目にかかることができた。
その詳細については、AMICA PAPER第3号でご笑覧下さい。
ここでは、その時のスナップ写真を何故か、ご紹介しましょう。

(彼女の作品は、すでに戦前から日本に紹介されていた。
現在入手可能なものとしては、巖谷国士の翻訳などがある。)





1. プラシノスのドローイング(ガレリア・アミカ所蔵)


2. プラシノスの父の肖像

3. マリオ・プラシノスの作品(左は、ジゼール、右は自画像)


4. ジゼール・プラシノスの作品

5. ジゼール・プラシノス


6. ジゼールとマリオ

7. マリオ・プラシノスの作品

8. マリオ・プラシノスの作品

マリオは、1916年生まれ。若き日はランボー、アポリネール、クノーらシュルレアリスムと関連の濃い作家のテキストのために版画を製作した。第2次大戦後は、ボリス・ヴィアンと仲が良く、カフェ・フロールやドゥ・マゴで、よくシュルレアリストたちが遊び興じていた「優美なる死体」という、折りたたんだ紙に交互に絵を描いて、1つの絵を完成するというゲームを2人でしている姿が見受けられた。晩年は、プロバンスに住み、樹木をテーマにした絵ばかりを描いていたそうだ。プロバンスには、彼の美術館がある。85年没。



9. Jean Cocteauからプラシノスへの手紙(ガレリア・アミカ所蔵)

10. Benjamin Peretからプラシノスへの手紙(ガレリア・アミカ所蔵)