Tokyo Motor Show (Play Back 2003)

この女性は、なかなかマセラティ・クワトロポルテに似合っていた。ちょっとお水っぽいけど、それがなおさら。クルマは現世の夢だし。


60年代のトリノ・ショーやパリ・サロンの様子を雑誌で眺めながら、その時、そこに見に行けないことを、とても悔しく思っていた。ピニンファリーナ、ベルトーネ、ギヤのデザインしたクルマたちは、ほんとうにため息がでるほど美しかった…。 50年代から60年代にかけて、モータースポーツにおいては、私が今だに恋焦がれている素晴らしいレーシングカーやスポーツカーが輩出したけれど、ショーカーも、その時代に登場したクルマほど美しいクルマは絶えて無いと思っている。 にもかかわらず、近頃のモーターショーで、新しいコンセプト・カーを眺めている時など、今でもとても楽しいのだから、困ってしまう。いつまでたっても子供のように…。三つ子の魂は百まで続くのだろうか?






家電を中心にシースルーが流行していた頃だったのだろう。MACにも通じるプラスティックの素材感がデザインされている「モバイル・テラス」や、ルーフまで伸びるシースルーのAピラーが特徴的な「ランド・ブルーズ」の2台を、私はいいな、と思った。ガラス技術の発達のおかげで、建築やクルマにおいて、おもしろいデザインが可能になった。また、マトラあたりが作りそうな S-RIDE やダイハツのD・ボーンもいいと思う。
2003年の UFE-II は Cd値 0.19。
2005年の UFE-III は Cd値 0.168。
次の UFE-IV は、どんなデザインになるのだろう。

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